■■ ヌルテカ・淫乱小説 ■■「愛と嘘」第6章
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ゴーストライター★TAKE
「愛と嘘」
第6章 _____
紙ショーツが すっかりオイルで濡らされた頃
彼女は気づいた
整体師の優しい手つき…
ゆっくりと彼女をほぐしてゆく
でも それは男の手
触れる整体師の手からは
自分に対して性の欲望は無いのだろうかと思ってしまった
触れられている部分から感じる
整体師の体重と熱
整体師の息遣い
彼女は整体師に“男”を見つけてしまった
「太ももは どうですか?」
「…は…い
もっと…内側を
…もっと…もっと」
整体師も気づいてしまった
彼女の強がりを
自分から素直になれない 彼女の見栄に…
それからの会話は
“整体師”と“客”を越えようと
距離を伝え合い
現実に戻るように試し合い…
それはとても もどかしく
しかし2人にとって甘美な時間であった
______次回!!「愛と嘘」第7章
ゴーストライター★TAKE先生の更新に期待!!
■■ ヌルテカ・淫乱小説 ■■「愛と嘘」第5章
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ゴーストライター★TAKE
「愛と嘘」
第5章 _____
整体師は 彼女の脚に手を滑らせ
時折 彼女を伺った
「…ちから加減は いかがですか?」
「…あ はい」
彼女は 緊張で言葉数が少なくなった
「脚が疲れやすいとのことですよね」
「…はい…」
「脚…綺麗ですね…」
「… 」
「あ…すみません
さすがに変なこと言ってしまいましたよね」
「…い…いえ…大丈夫です」
彼女は 自分の言葉数の少なさと
整体師に言われたことが恥ずかしく きゅっと体にちからを入れた
彼女は言葉に詰まり
会話を広げることができなかったが
整体師の言葉は嬉しかった
______次回!!「愛と嘘」第6章
ゴーストライター★TAKE先生の更新に期待!!
■■ ヌルテカ・淫乱小説 ■■「愛と嘘」第4章
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ゴーストライター★TAKE
「愛と嘘」
第4章 _____
受付を済ませ
施術ベッドがある部屋に案内をされる
衣服を脱ぎ マッサージ専用の着替えをし
整体師を待つよう言われた
軽い緊張感の中
受付で渡された紙のショーツに脚を通す
腰には一日履いたパンストの締め付け後があり
すこし恥ずかしくなり
紙のショーツを引き上げた
ショーツは
これからの期待で火照った体とは別物のように違和感がある
アイマスクし 指示どおり うつ伏せで整体師を待った
_____
「こんばんは」
聞こえた声は 低音の中に優しさがある声だった
「そのまま うつ伏せのままお待ちください」
彼女は振り返ろうとしたが
整体師の落ち着きのある優しい声に安心し静止した
整体師は優しい声で 彼女の体調、疲れている場所を聞き
手のひらで温めたオイルを
彼女へとなじませていく
さっきまで パンストで窮屈になっていた ふくらはぎが ゆっくりとほぐされ
続いて太もも…
整体師の手が つま先から太ももまで
ゆっくりと行き来するたびに
紙のショーツがオイルで濡れ
彼女を深く深く溶きほぐしてゆく…
______次回!!「愛と嘘」第5章
ゴーストライター★TAKE先生の更新に期待!!
■■ ヌルテカ・淫乱小説 ■■「愛と嘘」第3章
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ゴーストライター★TAKE
「愛と嘘」
第3章 _____
「いらっしゃいませ
すぐのご案内可能ですよ!
お名前のご記入お願い致します
月島 アイ様…ですね
当店 全身オイルマッサージのお店となっておりまして
衣服を脱いでの施術になります
整体師が皆男性となっておりますが
よろしいでしょうか?」
彼女はすこし戸惑った
「え…?全部脱ぐ…のにですか?
あー…
…はい 男性しかいないのでしたら…わかりました
お願いします」
戸惑ったのは本当
でも
本当は男性でよかった…
〝仕方ないから了承した〟が癖になっている
______次回!!「愛と嘘」第4章
ゴーストライター★TAKE先生の更新に期待!!
■■ ヌルテカ・淫乱小説 ■■「愛と嘘」第2章
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ゴーストライター★TAKE
「愛と嘘」
第2章 _____
時は過ぎ 飲み会は終わり 解散となった
作り笑いと嘘での疲労は自業自得
ヒールで疲れていた脚が 更に重くなったのは
アルコールと寂しさのせい
帰りたくない…
誰かに…
私の本当の自分を見つけてほしい
見栄と強がりで嘘をつくわたしを わたしを暴いてほしい
そんな本心を秘め
飲み会をしていた池袋の駅前をただ歩く
土地勘のある池袋西口から
寂しさに任せ歩きたどり着いたのは池袋駅北口
するとマッサージ店の看板が目についた
“ヌルテカ…?オイルマッサージか
オイルマッサージって気持ちいいんだよね”
目的地を探していた彼女の足取りが
少しだけ軽くなった
______次回!!「愛と嘘」第3章
ゴーストライター★TAKE先生の更新に期待!!
■■ ヌルテカ・淫乱小説 ■■ 「愛と嘘」第1章
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ゴーストライター★TAKE
「愛と嘘」
第1章 _____
彼女は久しぶりに会社の飲み会に参加した
飲み会はチェーン店のテーブル席
参加者が10名だったので 席はお座敷と思っていたが予想が外れた
1日履いて疲れていたヒールを脱げる開放感はないが
汗で濡れたパンストのつま先を隠せるテーブル席
これで良かったと 彼女は思った
「月島さんって彼氏いないんですか?」
彼女以外 男性の職場
飲み会の話題に一度は出てくる“彼氏いないんですか?”の問い
「いますよー」
彼女は嘘をつく
これが最短の回避術
〝いないよ〟〝ほしいんだけどね〟と本心が言えない
いつまでも恋の相手が出来ない見栄の為 彼女は嘘をつくのであった
他人からの評価は
〝気が強そう〟
〝隙がない〟
と思われている
嘘をついて見栄をはり 本当の自分を隠す
そうしていたら 自分ではないジブンが先を歩く
そのうちに 自分がわからなくなり
本当の気持ちを言えなくなってしまったのだ
セックスの時もそう…
彼女は してほしいことを素直に言えない
______次回!!「愛と嘘」第2章
ゴーストライター★TAKE先生の更新に期待!!